人生逆転系の啓発書を咀嚼

自己啓発 心理学 経営 資格 経済 等のジャンルを読み漁っている者が、実際に役立ちそうな有益な情報と、個人的に面白いと感じただけの情報とを紹介していくブログです。

「EQ2.0」己の感情も人間関係も自由自在に!!

第1 「EQ2.0」(トラヴィスブラッドベリー、ジーングリーブス著)(関美和 和訳)


 1 心の知能指数(EQ)が年収を左右する


  (1) EQ(Emotional Intelligence Quotient)とは、知能指数(IQ)とは違い、「自分や他者の心を理解する力」とのこと。それで本書では「心の知能指数」とよばれています。


  (2) 著者らの調査によると、仕事の成果の高い人たちのうち90%はEQも高かった。成果の低い人でEQが高い人は20%。EQが高い人とEQが低い人の平均年収差は2万9000ドル(著書時320万円くらい?)という衝撃の数字でした。


  (3) 極端な話、医者や大企業経営者までいくといざしらず、「食えない弁護士」と「年収1000万越え営業マン」みたいな対比を一つ要素を取り上げるとしたら、代表的なのは「コミュ力とかかな?」ってなりますね。収入との相関はイメージしやすいです。



 2 いつでも、どこでも鍛えられるのが「EQ」


  (1) 生まれつきの要素が強いといわれているIQと違い、「EQ」は後天的に鍛えられるとのこと。そしてIQよりもEQのほうが成功には必要とまで言っております。


  (2) まずは自分のEQを分析する。
      本書は新品で買うと、付属コードからスマフォで質問型のテストを受けることができ、自分のEQについて分析結果を出してもらえます。その際、「EQ」を「4つの要素」に分解して、それぞれの鍛え方(テクニック)を合計66項目教えてくれるといった本になっています。
  (3) 
    1つ目「自己認識力」
    2つ目「自己管理力」
    3つ目「社会的認識力」
    4つ目「人間関係管理力」
となっておりまして、流れとしては、自分の感情を知り→それを操り→周囲の感情を知り→それらを操るという感じです。それぞれの要素の詳細は割愛しますが結構読んで字のごとしです。



 3 EQを高める66のテクニック


  (1) 自分のEQを分析すると、自分は4つの要素のうちどこが一番弱いのかが浮き彫りになります。ちなみに私の場合は社会的認識力が最も低かったです。とても納得がいく結果であります。


  (2) それがわかれば、あとはその力を伸ばすためのテクニックを日常生活に取り入れていけばいいんですね。社会的認識力を高めるテクニックは17個(他の3つも15~17個)あり、著者いわくその中から3つだけでもいいから実行に移せと。
分析結果表示時に、オススメのテクニック3つも教えてくれます。


  (3) 私の場合は「挨拶をするときに相手の名前をよぶ」「傾聴の練習をする」「全体像を見る」の3つをオススメされました。どれも即日から実行できるものです。
意外と相手の名前をよんで挨拶するのって、慣れ親しんでいる人にやると違和感を感じて抵抗ありますな。。ちなみに「全体像を見る」っていうのは、周りから自分がどう見えているのかを、周りの人に直接きいて確かめろというテクニック。私の連絡をよくとる友人にさっそく「私って何か直したほうがいい部分ある?外見以外でね。」ときいたら、「服装がダサい」とのこと。これ外見要素では・・・?



  4 まとめ


・EQが高い人は成功しやすい!
・本書を新品でかうと自分のEQを分析できる!
・EQをあげるとっつきやすいテクニックが66個ある!


66個のテクニックの中には、傾聴や瞑想、映画鑑賞など、もしかしたらすでに実践しているかもしれないものも含まれております。それがEQのUPにも一役かっているということを知ったうえでやると、効果が上乗せされるかもしれませんね!